歐州連合(EU)の歐州委員會が米IT(情報技術)大手のグーグルに対し、円換算で3000億円にのぼる巨額の制裁金を科すことを決めた。ネット検索における支配的な地位を亂用し、公正な競爭を妨げたと判斷した。
譯文:歐盟委員會決定對美國大型IT企業谷歌征收3000億日元左右的大額罰款。網絡搜索上處于支配地位,妨礙市場公正。
アマゾン?ドット?コムやフェイスブックなど米國のIT企業の影響力が増し、日本でも公正取引委員會が監視を強化する方針を示している。対応で先行する歐州の動向に注目したい。
譯文:亞馬遜,臉書等美國IT企業的影響力也增加了,日本的公正交易委員會也強化了監控方針。注視歐洲的動向。
歐州委員會によると、グーグルは検索サイトで商品情報を調べた利用者に対し、自社の価格比較サービスの內容を優先して表示した。この結果、競合サービスの利用が減り、競爭が弱まったという。グーグルは歐州委員會の判斷を不服として、EU司法裁判所へ上訴する検討に入った。
譯文:根據歐盟委員會說明,谷歌在搜索網站上對查找商品信息的用戶,優先顯示本公司價格對比服務的內容。因此,使用競爭服務就就減少了,競爭就弱化了。谷歌不同意歐委的判斷,準備向歐洲裁判所上訴
歐州委員會は5月にも、フェイスブックがEU競爭法(獨占禁止法)に違反したとして140億円相當の制裁金を科している。歐州では寡占への警戒感が強く、厳しい対応が目立つ。
譯文:歐洲委員會在5月也對臉書由于違反了壟斷法,而向其征收140億日元的罰款。歐洲對于壟斷的警戒很強,嚴格的對策也是讓人注目的
背景にあるのは、IT分野で「1強多弱」の色彩が濃くなっているという事情だ。ネットのサービスは利用者が増えるほど使い勝手が高まり、こうした傾向が強まりやすい。
譯文:主要在IT產業一強多弱的背景下,使用網絡服務的人員越來越多了,濫用也增多了,這樣的事情很多。
日本では2010年、ヤフーがライバルであるグーグルのネット検索技術を導入する際に公正取引委員會は「問題なし」と判斷し、ほぼすべての企業がグーグルの技術を使うようになった。従來、競爭當局の対応はこのように鈍かったが、データの獨占への監視を強めるなど変化の兆しもある。
譯文:日本公正委員會在2010年引入雅虎對手的谷歌,并判斷沒有問題。大多數的企業都開始使用。一直以來對于競爭的對應都是遲鈍的。但是對于數據的壟斷的監視的強化等預測還是有的。
ただ、ネットのサービスは無料なことも多く、価格の不當な引き上げなどを材料とする従來の基準では規制が難しい。技術の移り変わりが速く、競爭狀況が一変しやすい點も対応を困難にしている。
譯文:但是,網絡上的無償服務有很多,價格不當等引起的用以前的規則來限制是很難的。技術的變化很快,競爭情況變化也很快等也照成了解決困難。
日本でも歐州の事例から學ぶとともに、必要に応じて競爭當局どうしが協力し、時代の変化に即した形で健全な競爭環境を保つ必要がある。
日本在從歐洲的事例中學習的過程中,根據需要,和相關部門聯系合作,有必要形成能順應時代,保持健康競爭的環境。