にいがた星紀行 by 沼澤茂美(原文鏈接)
《新潟星游記》銀河鐵道之夜(日文翻譯)
原文:
郷土新潟の星物語、天文現象を話題に、新潟日報日曜版に3年あまりにわたって連載された「にいがた星紀行」を中心に世紀をはさんだ天文現象を加筆し大幅に増補した內容です。美しい寫真とイラストで、新潟の美しい星空、民俗や文學の話題などを交えて星について語った一冊です。
翻譯:
這是以鄉土新潟(xì)星星的故事和天文現象為話題,曾在新潟日報周日版上刊載了3年之久的《新潟星游記》專欄,且大幅補充了許多世紀天文現象的內容。它用精美的照片和插圖,講訴了民俗、文學等話題與新潟美麗的星空交織而成的一冊書。
3年:從1996年1月連載到1999年。
《新潟星游記》實體書網站
《新版 新潟星游記》 在線網站
原文:
星紀行より抜粋
第77回 1997.6/22
銀河鉄道の夜 天の川巡禮の旅なのか
翻譯:
摘錄于《星游記》
第77回 1997年6月22日
銀河鐵道之夜 這是巡游天河的旅行嗎
原文:
「ジョバンニは、病気の母を助けるために、學校のあとに活版所で働く毎日でした。帰宅すると、その日はいつもの牛乳が屆いてないので、牧場までもらいに行きますが、牧場の後ろの丘の頂上で待つうちに、眠ってしまいます。空は一面の星空で、町の方はケンタウル祭でにぎわっている風でした。
気がつくと、ジョバンニは列車の中におり、そこには、ずぶぬれの親友カンパネルラがいたのです。列車には次々と客がやってきて、そして、降りて行き、不思議なことばかり起きます。はくちょう座を通り、わし座、さそり座???最後は南十字まで、天の川に沿った旅は続きます。
終點が近づく頃、カンパネルラはジョバンニをおいて、外の星空へ降りていってしましました。目が覚めたジョバンニは牛乳をもらって、母の待つ家に一目散にかけて帰りますが、途中、町は騒然とした狀態にあったのです。カンパネルラが友達を助けるため川に入り、上がってこないといいます。ジョバンニは、夢の中に、別れを告げに來たカンパネルラの行った先を悟ったのでした。」
翻譯:
"喬瓦尼為了幫助生病的母親,每天放學后都會在印刷廠工作。有一天回家后沒有像往常收到牛奶,他就跑去了牧場,然后一直在牧場后面的小山丘等著,不知不覺就睡著了。醒來眼前是一片星空,小鎮那邊吹過來一陣肯特烏爾節熙熙攘攘的風。
回過神喬瓦尼已經在火車上了,他發現同車的還有他那全身濕透的好友坎貝拉。火車絡繹不絕地上了很多乘客,有些又下了車,在途中發生了很多不可思議的事。先穿過了天鵝座,然后是天鷹座,又到了天蝎座······最后抵達南十字座,旅程一直沿著銀河行進著。
快到終點的時候,坎貝拉卻甩下了喬瓦尼,下車去了外太空。這時,醒來的喬瓦尼發現已經拿到了牛奶,一溜煙向母親還在等待的家里跑去。回去的路上小鎮吵吵鬧鬧的似乎出了什么事,聽說原來是坎貝拉為了救朋友跳下河,再也回不來了。喬瓦尼這才領悟到在夢中前來道別的坎貝拉要去的地方。”
原文:
宮沢賢治の殘した最高傑作とうたわれる「銀河鉄道の夜」の大筋です。死者が天の川に沿って天界に旅立つという信仰のようなものは、いくつかの古い伝承に見つけることが出來ます。特に、以前に本稿で紹介した神林村大池に伝わる「星降る池」において、天の川は「極楽の道」といわれ、地獄から極楽まで続いていると記されています。
「銀河鉄道」は、北十字(はくちょう座)を基點に、銀河を南下して行く旅ですが、途中立ち寄る駅は、それぞれの天體に関する獨特の解釈が展開されて行きます。そこで乗車する人は、みんな、天界へ旅立つ人たちです。
翻譯:
上文是被譽為宮澤賢治留世最高杰作的《銀河鐵道之夜》的故事概要。這種類似亡者沿著銀河啟程到天界的傳說,在一些古老的記載中能找到很多。特別是之前介紹關于神林村湖的“星降池”傳聞中,銀河曾被記載成一條從地獄直達天堂的“天堂之路”。
所謂“銀道帶”,是以北十字站(天鵝座)為起點沿銀河南下而行的路線,沿途的每一站都有關于各個天體獨特的說明,而在站上乘車的旅客都是啟程前往天界的人。
之前:指1996年2月25日發布的星の降る池一文。
原文:
天界という特異なシチュエーションを得ながら、この物語が美しいメルヘンとは無縁の深い輝きで人の心に訴えかけてくるのは、それが、単なる絵空事ではない、実にリアルな物語である証拠でしょう。若くして死別した賢治の妹であり、最愛の理解者のトシへの鎮魂歌と見る人も多いようですが、人々の幸せを願いながら、ばく進していた賢治にはややふさわしくない感傷ではないでしょうか。
「銀河鉄道の夜」それは、天の川という天上の流れをたどりながら、獨特の宗教観で人生の生と死をつづった賢治獨特の心象スケッチなのでしょうか。しかし、この名作は、何度も原稿を書き直し、未完のまま、賢治の臨終の枕元にあったといいます。
翻譯:
在講述了天界這一神奇情景的同時,這個故事卻以另一種不同于美麗童話的方式表達著作者內心深處的黯淡,因為這不僅是個虛幻的故事,還寄托了一件曾經實際發生過的事。雖說大部分人認為這部作品是賢治為了紀念他英年早逝的妹妹,也就是寫給最能理解他的人宮澤敏子的鎮魂歌,但該作品中也祈愿著人們的幸福, 這和那個一向勇往直前的賢治想表達的傷感也許不太相符吧。
《銀河鐵路之夜》就如同流淌在銀河這條天上的河流,以自身獨特的宗教觀譜寫著世人的生死, 正是描繪了賢治他那獨特的心象風景。然而,這部名作幾經修改卻未能完稿,據說還一直留在賢治臨終前的床頭。
宮澤敏子:(1898-1922)宮澤賢治的妹妹,是最能理解他的人之一,她的去世給賢治很大打擊,寫下了“永訣之朝”一詩表達哀慟之情。
原文:
銀河鉄道の夜にでてくる「天気輪の柱」の解釈としては、様々な説がありますが、ここに大気現象として支持させる「太陽のハロ現象」と、私がその可能性の一端として紹介したい「光柱現象」の畫像を紹介します。
翻譯:
關于《銀河鐵路之夜》中提到的“天氣輪之柱”的解釋,有很多種說法,一種認為是大氣現象中的“太陽光暈現象”(圖1),另一種是作為可能性參考的“日柱現象”(圖2像是極光柱現象?)。
天氣輪之柱:《銀河鐵路之夜》第5章中作者假想的一種天文現象。
太陽光暈:太陽光暈是卷層云由冰顆粒形成,看上去像白云的紋路,這些是惟一會在太陽或月亮周圍產生光暈的云層。
日柱:日柱是指當天氣很冷而太陽正好升起或落下時,大氣的片狀冰晶反射陽光所產生的位于太陽正上或正下方垂直延伸的光柱的現象,
原文:
北十字(はくちょう座)から南下し、終點南十字に至る銀河鉄道の旅(撮影地:南米チリ、1989年)
銀河と交差するように左右に淡く貫いているのが真夜中の黃道光です。下の寫真は明け方に天頂までのびた黃道光です。
翻譯:
起始于北十字(天鵝座),南下終止于南十字的銀道帶(拍攝地:南美智利,1989年)
上圖與銀河交叉漂浮在左右的淡光是午夜時的黃道光(圖3)。下邊的照片是黎明時延伸到天頂的黃道光(圖4)。
銀道帶:銀河在星空構出的帶。輪廓不規則,寬約10-30°。
黃道光:黃道光是一些不斷環繞太陽的塵埃微粒反射太陽的光而成。